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転職時の社会保険手続き完全ガイド|健康保険・年金・期限切れ対処法【2026年】

転職時の社会保険手続きとは、退職日から入社日までに行う健康保険・年金・雇用保険の切り替えのことです。空白期間が1日でもある場合、退職翌日から14日以内に市区町村で国保と国民年金の手続きが必要です。手続きを放置すると全額自己負担での医療費発生や将来の年金額減少につながります。

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Category Resignation Guide

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転職時の社会保険手続きとは、退職日から新しい会社への入社日までに行う健康保険・年金・雇用保険の切り替え手続きのことです。空白期間が1日でもある場合、退職翌日から14日以内に市区町村で国民健康保険と国民年金の加入手続きが必要で、2026年度の国民年金保険料は月額16,980円です(日本年金機構)。手続きを放置すると全額自己負担での医療費発生や将来の年金額減少につながります。

初めての転職だと、保険証がいつまで使えるのか、任意継続と国民健康保険どちらが安いのか、マイナ保険証はどう切り替わるのか、わからないことだらけですよね。2024年12月にはいわゆる保険証が廃止されてマイナ保険証中心の制度に移行しており、情報が古いまま手続きに臨むと混乱しやすい状況です。

この記事では、転職時の社会保険手続きを健康保険・年金・雇用保険の3つに分けて解説します。あなたの転職パターン(空白期間なし・あり・失業期間あり)に合わせたやることリストも用意しているので、最後まで読めば必要な手続きが一通り把握できます。

転職時の社会保険手続きの全体像と期限一覧

転職時に関わる社会保険は、健康保険・年金・雇用保険の3つが基本です。40歳以上の人は介護保険も自動的に適用されます。それぞれ退職時と入社時に手続きが発生します。まず全体像を把握してから、あなたの状況に当てはまる手続きを確認していきましょう。

社会保険の種類(健康保険・年金・雇用保険)

保険の種類 目的 手続きのタイミング 期限
健康保険 病気・ケガの医療費補助 退職時・入社時 退職翌日から14日以内(国保)または20日以内(任意継続)
年金(厚生年金・国民年金) 老後の生活保障 退職時・入社時 退職翌日から14日以内(国民年金)
雇用保険 失業時の生活保障 退職時・入社時 入社時に被保険者証を提出(期限なし)
介護保険(40歳以上) 介護サービスの費用補助 自動切り替え 自分での手続き不要(会社が対応)

空白期間が1日でもある場合は手続き必須

退職翌日から新しい会社の入社日まで空白が1日でもある場合、健康保険と年金の切り替え手続きが必要です。「数日だから大丈夫」と放置すると、その期間の医療費が全額自己負担になるリスクがあります。

転職パターン別の手続きの違い

転職のパターンによって必要な手続きが変わります。あなたの状況はどれに当てはまりますか?

パターン 健康保険 年金 雇用保険
空白期間なし(退職翌日に入社) 会社が対応 会社が対応 被保険者証を提出
空白期間あり(数日〜数ヶ月) 国保/任意継続/扶養を選択 国民年金への切り替え 被保険者証を提出
失業期間あり(転職活動中) 国保/任意継続/扶養を選択 国民年金への切り替え 失業保険の申請

健康保険の手続き(退職日〜入社日)

空白期間中の健康保険の選択肢(国保・任意継続・扶養)の分岐図
空白期間中の健康保険の選択肢(国保・任意継続・扶養)の分岐図

健康保険の手続きは、転職の社会保険手続きの中でもっとも選択肢が多くて迷いやすいところです。でも、順番に確認していけば整理できます。焦らず一緒に確認しましょう。

退職時にまずやること

退職すると、その翌日から会社の健康保険証は無効になります。退職日までに保険証(またはマイナ保険証の資格情報)を会社に返却してください。

退職時の手続きリスト

  • 健康保険証を会社に返却する(扶養家族の分も含む)
  • 会社から「健康保険資格喪失証明書」を受け取る(国保加入時に必要)
  • 退職前に受診予定があれば退職日までに済ませておく

空白期間中の選択肢3つを比較する

退職から入社まで空白期間がある場合、次の3つから選びます。保険料の高い・安いはあなたの前年収入によって変わるので、両方の概算を確認してから決めるのが確実です。

選択肢 月額保険料の目安 メリット デメリット・注意点 申請期限
国民健康保険に加入 2〜5万円(前年収入による) 手続きが明快。市区町村窓口で完結 前年収入が高いと保険料が高くなりやすい 退職翌日から14日以内
健康保険の任意継続 1.5〜4万円(在職中の標準報酬月額の約11%) 前年収入が高い場合に国保より安い傾向 退職後20日以内の申請期限を過ぎると選べない。最大2年間 退職翌日から20日以内(厳守)
家族の扶養に入る 0円 保険料がかからない 年収130万円未満の制限あり。失業保険受給中は日額3,612円以上で不可 退職後なるべく早く

任意継続の申請期限は厳守

健康保険の任意継続は、退職翌日から20日以内に申請しないと選択肢がなくなります(全国健康保険協会)。この期限だけは守ってください。退職前に任意継続と国保の保険料を試算しておくと、退職後に焦らずに済みます。

扶養に入る場合の具体的な手続き

配偶者や家族の扶養に入る場合、自分ではなく家族の会社に「被扶養者異動届」を提出してもらう手続きが必要です。

具体的には、扶養してもらう家族(配偶者など)の会社の人事・総務担当に「扶養に入りたい」と伝え、被扶養者異動届と必要書類(健康保険資格喪失証明書、収入要件の証明書類など)を揃えて提出します。手続きは家族の会社が代行するため、自分が市区町村に行く必要はありません。

ひとつ注意が必要なのが、失業保険を受給している期間の扱いです。失業保険の日額が3,612円以上(年収換算で約130万円以上に相当)の場合は、受給期間中は扶養に入れません。「失業保険をもらいながら扶養にも入れる」と思っていると手続きで困ることがあるので、事前に確認しておきましょう。

マイナ保険証への移行と転職後の切り替え方

2024年12月2日以降、従来の紙の保険証は新規発行が終了し、マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」が主流になっています(厚生労働省)。転職時の扱いはこう変わります。

状況 マイナ保険証の扱い
退職時 マイナンバーカード自体は返却不要。前職の資格情報が失効するだけ
空白期間中(国保加入中) 市区町村で国保加入手続きをすれば、マイナ保険証で受診可能になる
新しい会社の入社後 会社が社会保険加入手続きをした後、マイナ保険証で新しい健康保険が使える(手続き完了まで1〜2週間)
マイナ保険証を持っていない場合 会社から「資格確認書」が発行される。資格確認書が届くまで2〜4週間かかる

新しい会社での健康保険と国保の脱退手続き

入社日から新しい会社の健康保険に自動的に加入します。国民健康保険に加入していた場合は、入社後に自分で脱退手続きが必要です。

国保の脱退手続きは自動ではない

入社したからといって国民健康保険は自動的に脱退されません。入社後なるべく早く市区町村の窓口で脱退手続きをしてください。放置すると会社の健康保険と国保の二重加入状態になり、国保の保険料が請求され続けます。もし二重払いになってしまった場合でも、脱退手続きを遡って行えば、過払い分は還付申請できます。入社後は「国保の脱退」をカレンダーに入れておきましょう。

任意継続と国民健康保険、どちらが安い?

転職時に一番悩む質問の一つがこれです。一概には言えないんですが、計算の目安を押さえておけば自分で判断できます。

保険料の計算方法と比較の目安

任意継続の保険料は、退職前の標準報酬月額をもとに計算されます。会社員時代は会社と折半していた保険料を全額自分で払うことになるため、在職中の約2倍です。ただし上限があり、協会けんぽの場合は標準報酬月額の上限が30万円(2026年度)に設定されています。

一方、国民健康保険の保険料は前年の所得と住んでいる自治体によって変わります。東京23区と地方の市では同じ年収でも数千円から1万円以上差が出ることがあります。

月16,980円
2026年度の国民年金保険料(月額)

年収400万円の場合の試算例を見ておきましょう。月給約33万円(標準報酬月額32万円相当)で協会けんぽ加入だった場合、任意継続の保険料は月約18,000〜22,000円程度になります(都道府県別の料率で変動)。同じ条件での東京都の国保は月約22,000〜28,000円程度になることが多く、年収400万円前後なら任意継続が有利なケースが多いです。ただし自治体によって差が大きいため、お住まいの市区町村の国保シミュレーターで確認するのが一番確実です。

前年収入の目安 任意継続 国民健康保険 選ぶなら
400万円以上 月2〜4万円程度 月3〜5万円程度 任意継続が有利な場合が多い
200〜400万円 月1.5〜3万円程度 月2〜4万円程度 両方を計算して比較
200万円未満 月1.5〜2万円程度 月1〜2万円程度(7割軽減等の対象になることも) 国民健康保険が有利な場合が多い

あなたの状況別の選び方

保険料の計算だけでなく、あなたの状況も加味して選んでください。転職期間が短い(1〜2ヶ月以内)なら手続きの手間を考えて任意継続にする人も多いです。配偶者がいて扶養に入れる状況なら、保険料ゼロの扶養が最もお得です。

どちらが安いか確認する方法

任意継続の保険料は、在職中の保険証に記載の「標準報酬月額」をもとに試算できます。国民健康保険の保険料は、お住まいの市区町村の公式サイトにシミュレーターがあります。退職前に両方を試算して、退職後すぐに動けるよう準備しておくのがベストです。

保険証が届くまでの間に病院に行くには?

保険証が届くまでの間に病院を受診する2つのルート
保険証が届くまでの間に病院を受診する2つのルート

入社後に保険証(またはマイナ保険証の資格確認)が使えるようになるまで、1〜3週間かかるのが現実です。その間に病院に行きたくなったら、どうすればいいか不安になりますよね。方法は2つあります。

被保険者資格証明書を使う

健康保険証が手元にない期間に病院に行く必要があれば、会社に「被保険者資格証明書」の発行を依頼してください。これは、健康保険に加入していることを証明する書類で、病院の窓口で使えます。会社の総務・人事部門に依頼すると、比較的早く発行してもらえます。

保険証なしで病院に行く場合の流れ

  • 会社の担当者に「被保険者資格証明書」の発行を依頼する
  • 証明書を持って病院の受付で「保険証の代わりに使えるものがあります」と伝える
  • 通常の3割負担で受診できる
  • 証明書なしで受診して全額立替払いをした場合は、後日「療養費申請」で7割を返還してもらえる

マイナ保険証が手元にある場合

マイナ保険証を持っていて、かつ会社が社会保険加入手続きを完了していれば、マイナ保険証でそのまま受診できます。病院の専用リーダーでマイナ保険証を読み取れば、資格確認がその場でできます。ただし会社の手続きが完了していない段階では使えないため、事前に会社の人事に確認するのが確実です。

年金の手続き(空白期間がある場合)

年金の手続きは健康保険より見落とされやすいポイントです。でも、放置すると将来の年金額に直接影響するので、きっちり対応しておきましょう。

国民年金への切り替え手続き

会社員は厚生年金に加入していますが、退職すると翌日から国民年金(第1号被保険者)への切り替えが必要です。手続きは市区町村の窓口で行います。

国民年金への切り替え手続き

  • 期限: 退職翌日から14日以内
  • 場所: お住まいの市区町村の年金担当窓口
  • 持ち物: 年金手帳(またはマイナンバーカード)、離職票または健康保険資格喪失証明書、印鑑
  • 手続き後、保険料の納付書が送られてくる(月額16,980円、2026年度)

新しい会社に入社したら、厚生年金に自動的に加入します。国民年金の脱退手続きは自分では不要です。

保険料の免除・猶予制度(払えない場合)

転職活動が長引いて収入がない期間、国民年金保険料が払えないなら免除・猶予制度を使ってください。放置すると未納扱いになり、将来の年金額が減るだけでなく障害年金・遺族年金の受給資格にも影響します。

制度 対象者 将来の年金への影響
全額免除 所得が一定以下 年金額の1/2が保障される
一部免除(1/4〜3/4) 所得に応じて段階的 免除割合に応じて一部保障
納付猶予(50歳未満) 50歳未満、所得が一定以下 受給資格期間にはカウントされる
失業特例免除 失業した人(退職理由問わず) 全額免除と同等。前年所得を除外して審査

失業特例免除は、離職票や雇用保険受給資格者証を持参すれば前年収入に関係なく申請できます。転職活動中で収入がないなら、まず窓口に相談してみてください(日本年金機構「免除・猶予制度」)。

雇用保険の手続き

雇用保険は、健康保険・年金と比べて自分でやることが少ないです。会社が対応してくれる部分が多いので安心してください。ただし受け取る書類と、失業保険を申請する場合の手順だけ押さえておきましょう。

退職時に受け取る書類

書類名 用途 受け取り時期
雇用保険被保険者証 次の会社の入社手続きに提出する 退職時(または退職後)
離職票(1・2) 失業保険の申請に必要 退職後10日前後(ハローワーク経由で発行)

失業保険(雇用保険基本手当)の申請と待機期間

転職までに期間が空く場合、ハローワークで失業保険(雇用保険の基本手当)を申請できます。申請後の受給開始までの期間は退職理由によって異なります。

自己都合退職の場合、7日間の待機期間に加えて2ヶ月間の給付制限があります。2020年10月の法改正で、5年以内に2回まで給付制限が3ヶ月から2ヶ月に短縮されました。一方、会社都合退職(解雇・倒産等)の場合は7日間の待機期間のみで、2ヶ月の給付制限はありません。できるだけ早く受給したい場合は、退職事由をハローワークでしっかり確認しておきましょう。

失業保険の受給額や手続きの詳細は、失業保険の申請方法と受給額の計算方法の記事で詳しく解説しています。

手続き期限を過ぎてしまったらどうなる?

手続き期限を過ぎた場合の今日からできる対処ステップ
手続き期限を過ぎた場合の今日からできる対処ステップ

「退職後14日が過ぎてしまった」「任意継続の20日をうっかり超えた」という状況、実は珍しくないんです。焦る気持ちはわかりますが、状況次第では対処できるので今日中に動けば大丈夫です。

期限切れでも諦めないで

国民健康保険は14日を過ぎても加入できます。ただし加入が遅れた場合、退職日に遡って保険料が発生します。一方、任意継続の20日期限だけは例外なく厳守が必要です。

国保の14日期限を過ぎた場合

国民健康保険は退職翌日から14日以内の加入が原則ですが、期限を過ぎても加入自体はできます。加入の際は退職日に遡って保険料が計算されるため、遡及分を一括で支払うことになります。

今日から動ける3ステップ:

  1. お住まいの市区町村の国保担当窓口に行く(健康保険資格喪失証明書を持参)
  2. 「退職後の国保加入手続きをしたい。期限を過ぎてしまった」と伝える
  3. 退職日に遡った加入手続きを行い、遡及分の保険料を確認する

医療費については、無保険期間中に病院にかかっていた場合は全額自己負担で支払ったはずです。加入後に「療養費申請」をすれば、遡及した保険期間の7割分を返還してもらえる可能性があります。担当窓口で相談してみてください。

任意継続の20日期限を過ぎた場合

任意継続の申請期限(退職翌日から20日以内)は法律で定められており、1日でも過ぎると選択肢がなくなります(全国健康保険協会)。「20日を過ぎてしまった」という場合は、任意継続は諦めて国民健康保険への加入に切り替えてください。

任意継続を選んだが転職先が決まった場合

「任意継続を選んだけど、その後転職先が決まった」という場合も、きちんと対処できます。知恵袋でも多い悩みです。

任意継続を途中でやめるには、「健康保険任意継続被保険者資格喪失申出書」を協会けんぽ(または加入していた健保組合)に提出します。前の会社への連絡は一切不要です。新しい会社の社会保険加入日以降、任意継続の資格が消滅します。

手続きの流れ:

  1. 転職先に入社して社会保険に加入する
  2. 協会けんぽの窓口またはウェブサイトから「健康保険任意継続被保険者資格喪失申出書」を入手する
  3. 新しい保険証(または資格確認書)のコピーを添付して提出する

任意継続の保険料は日割りではなく月単位で計算されます。月途中で入社した月は任意継続の保険料がかかる場合があるため、タイミングによっては月初入社の方がお得です。

転職パターン別のやることリスト

転職パターン別(空白なし・空白あり・失業期間あり)のやること早見表
転職パターン別(空白なし・空白あり・失業期間あり)のやること早見表

あなたの転職パターンに合わせて、期限付きのアクションを確認してください。

パターン1: 空白期間なし(退職翌日に入社)

もっともシンプルなパターンです。健康保険・厚生年金・雇用保険は新しい会社が手続きをしてくれます。あなたがやることは書類の準備だけです。

やることリスト(空白期間なし)

  • 前の会社の健康保険証を返却する(退職日当日)
  • 雇用保険被保険者証を新しい会社に提出する(入社日)
  • 年金手帳(またはマイナンバーカード)を新しい会社に提出する(入社日)
  • マイナ保険証の資格が更新されたか、入社1〜2週間後に確認する

パターン2: 空白期間あり(数日〜数ヶ月)

健康保険と年金の切り替え手続きが必要です。期限が短いので、退職日が決まったらすぐに動き始めましょう。

手続き 期限 手続き先
国民健康保険への加入 退職翌日から14日以内 市区町村の窓口
または任意継続の申請 退職翌日から20日以内(選択肢のひとつ) 前の会社の健康保険組合または協会けんぽ
国民年金への切り替え 退職翌日から14日以内 市区町村の窓口
入社後: 国民健康保険の脱退 入社後なるべく早く(14日以内推奨) 市区町村の窓口

任意継続を選んだ後に転職先が決まった場合は、前の「手続き期限を過ぎてしまったらどうなる?」のセクションで解説した「任意継続の中途脱退手続き」を参照してください。

パターン3: 失業期間あり(転職活動中)

健康保険・年金の切り替えに加えて、失業保険の申請が加わります。給付を受けながら転職活動できるので、ハローワークへは早めに動くのがコツです。

やることリスト(失業期間あり)

  • 国民健康保険への加入または任意継続の申請(退職翌日から14〜20日以内)
  • 国民年金への切り替え(退職翌日から14日以内)
  • ハローワークで失業保険の申請(離職票が届いたらすぐ)
  • 国民年金保険料が払えない場合、失業特例免除の申請
  • 入社後: 国民健康保険の脱退手続き
  • 入社後: 雇用保険被保険者証と年金手帳を新しい会社に提出

退職前の準備として、退職の伝え方と手続きの完全ガイドもあわせて確認しておくことをおすすめします。また、退職前の有給休暇消化と退職日の設定は、社会保険料の発生タイミングに関わるので合わせて確認してください。転職の空白期間が長引きそうな場合は、転職の空白期間を乗り越えるための対処法も参考にしてください。

よくある質問

社会保険の手続きを忘れたらどうなりますか?

健康保険の手続きを忘れた期間は保険が使えないため、病院にかかると医療費が全額自己負担になります。後から手続きをすれば遡って適用できる場合もありますが、手続きが遅れると保険料の請求が遡及されるケースもあります。年金の手続きを忘れると、その期間が未納期間となり将来の年金額が減ります。期限内の手続きが確実です。

国民健康保険と任意継続、どちらが安いですか?

前年の収入が高い場合は任意継続、収入が低い場合は国民健康保険が安くなる傾向があります。年収400万円前後の場合、任意継続の方が安いケースが多いですが、自治体によって国保の保険料が異なるため、両方の保険料を計算してから判断してください。任意継続の保険料は協会けんぽのウェブサイトで試算できます。

転職先が決まっていない場合、国民年金は払わないといけませんか?

原則として払う必要があります。ただし、失業中で支払いが困難な場合は「失業特例免除制度」を利用できます。離職票を持って市区町村の窓口に行けば、前年収入に関係なく免除を申請できます。未納のまま放置するより、免除申請の方が将来の年金に有利です。

転職先の保険証はいつもらえますか?

入社後に会社が健康保険加入手続きをした後、1〜3週間程度かかります。マイナ保険証を持っていれば、手続き完了後にマイナ保険証で受診できます。マイナ保険証がない場合、会社から「資格確認書」が発行されますが、こちらも2〜4週間かかる場合があります。急ぎで受診が必要なら、会社に「被保険者資格証明書」の発行を依頼してください。

入社後に国民健康保険の脱退手続きを忘れたらどうなりますか?

会社の健康保険と国民健康保険の二重加入状態が続き、国保の保険料が請求され続けます。脱退手続きは遡って行えますが、二重払いになった期間の保険料は還付申請が必要になります。入社後はなるべく早く市区町村の窓口で脱退手続きを済ませましょう。

マイナ保険証を持っていないとどうなりますか?

2024年12月以降、紙の保険証は新規発行が終了しました。マイナ保険証がない場合、会社から「資格確認書」が発行されます。この資格確認書を保険証の代わりに使えます。マイナ保険証への切り替えは義務ではありませんが、転職時の手続きをスムーズにするためにも、マイナンバーカードの取得をおすすめします。

退職日は月末と月中のどちらがお得ですか?

社会保険料の観点では月末退職がお得なケースが多いです。社会保険料は月末時点で所属する保険に発生するため、月末退職だと翌月1日から新しい保険に移り、退職月の保険料が前職側で発生しません。一方、月中退職の場合は退職後の保険料(国保等)が翌月分から発生します。ただしどちらが得かは状況によるため、退職前の有給消化の記事も参考に、退職日は慎重に設定してください。

前の会社への連絡なしに手続きできますか?

国民健康保険への加入、国民年金の切り替えは、前の会社への連絡なしに市区町村の窓口で手続きできます。必要なのは「健康保険資格喪失証明書」ですが、これは前の会社から退職後に送られてきます。任意継続の申請も、本人が直接協会けんぽや健保組合に申請するので、前の会社への連絡は不要です。

健康保険の手続きが14日を過ぎてしまった場合はどうなりますか?

14日を過ぎた後でも、国民健康保険への加入手続き自体はできます。ただし、加入日は退職翌日に遡って適用されるため、遡及分の保険料をまとめて納める必要があります。期限を過ぎても「手続きできない」わけではないので、気づいたその日に市区町村の窓口へ行くのが最善です。無保険期間に病院にかかった場合は、遡及加入後に「療養費申請」で7割相当の返還を求めることができます。

任意継続を途中でやめたい場合、どうすればいいですか?

転職先が決まった場合など、任意継続を途中でやめるには「健康保険任意継続被保険者資格喪失申出書」を協会けんぽ(または加入健保組合)に提出します。前の会社への連絡は不要です。新しい会社で健康保険に加入した証明(新しい保険証や資格確認書のコピー)を添付して申請します。申請は郵送でもできます。詳しくは全国健康保険協会の公式ページで確認してください。

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まとめ

転職時の社会保険手続きは、期限と自分のパターンを把握してしまえば乗り越えられます。焦る必要はないですが、期限だけは見逃さないようにしましょう。

  • 空白期間なし: 書類を会社に提出するだけ。会社が社会保険手続きを対応してくれる
  • 空白期間あり: 退職翌日から14日以内に国保・国民年金の手続き。任意継続は20日以内
  • マイナ保険証: 退職しても返却不要。新しい会社の手続きが完了すれば切り替わる
  • 保険証が届くまで1〜3週間: 急ぎの受診は「被保険者資格証明書」を会社に依頼
  • 入社後の国保脱退を忘れずに: 自動脱退ではないため、自分で市区町村の窓口へ
  • 払えない場合は放置しない: 失業特例免除制度を使えば未納を避けられる
  • 14日・20日を過ぎても国保は加入できる: 遡及分の保険料納付が必要だが今すぐ動けばOK
  • 任意継続は転職先決定後でもやめられる: 資格喪失申出書を協会けんぽに提出するだけ

入社後の準備については、入社前の準備チェックリスト入社初日の過ごし方の記事も合わせて読んでみてください。社会保険の書類提出も入社日の流れに含まれています。

CareerCompass 編集部

Editorial Team

CareerCompassが、日本年金機構・全国健康保険協会・厚生労働省の公式情報をもとに、転職時の社会保険手続きで確認すべきポイントを整理して作成しています。最新情報は各公式サイトや公開資料もあわせてご確認ください。

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この記事の制作方針

CareerCompassでは、公式情報の確認、比較観点の整理、公開後の更新確認をもとに、読者が判断しやすい形で記事を制作しています。

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  • 制度、数値、サービス内容は公式情報や公開資料を優先して確認
  • 比較軸や注意点は、転職判断に必要な論点を整理して掲載

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制度改正やサービス変更があれば本文、比較表、注記、リンクを見直します。広告の有無や提携状況が記事の評価や結論に影響することはありません。

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