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SPI 文章の整序 完全攻略ガイド

「全部つながりそうで、どれが正解かわからない...」そんな悩み、ありませんか? 文章の並べ替え問題は、接続詞と指示語のパターンさえ覚えれば、1問20秒で機械的に解けるようになります。4ステップ解法と練習問題5問で、あなたの整序力を一気に鍛えましょう。

1. 文章の整序問題とは

文章の整序(並べ替え)問題は、バラバラに並んだ文を正しい順番に戻す問題です。SPI言語パートの中でも対策コスパが非常に高い分野で、接続詞と指示語のパターンを覚えるだけで安定して得点できます。

仕事の文章は書き慣れているけど、SPIの並べ替えは別物ですよね。普段の「なんとなく」の感覚では通用しないのがこの問題の特徴です。でも安心してください。手順を覚えれば1問20秒で解けるようになりますよ。

整序問題は「コスパ最強」の対策分野

接続詞8パターンと指示語ルールを暗記するだけで、機械的に解答できるようになります。勉強時間に対するリターンが最も大きい分野の一つです。

3〜5問

言語40問中の出題数

約20秒

1問あたりの目安時間

中級

難易度(コツで安定)

対策優先度 高

短時間で効果が出る

2種類の出題形式

文章の整序には、実は2つのタイプがあります。それぞれ攻略のアプローチが少し異なるので、まず違いを理解しておきましょう。

比較項目文節の並べ替え文の並べ替え(最頻出)
内容1つの文の中の文節を並べ替える4〜6つの文を正しい順に並べる
頻出度★★☆★★★(最頻出)
解き方主語・述語の対応を見つける接続詞・指示語で文のつながりを追う
難易度初級中級
設問形式「3番目に来る文節は?」「2番目に来る文はどれか」

このガイドでは、最頻出である「文の並べ替え」を中心に攻略法を解説します。文節の並べ替えは主語と述語のセットを見つければ解けることが多いので、まずは文の並べ替えを攻略しましょう。

2. 4ステップ解法

並べ替え問題を確実に解くために、毎回同じ手順で機械的に解くのがポイントです。「なんとなく読んでつなげる」のではなく、以下の4ステップを順番に実行してください。慣れると1問20秒で答えが出せるようになりますよ。

1
最初の文を消去法で見つける(文頭消去法)

接続詞(しかし・だから・また等)や指示語(これ・その・このように等)を含む文は文頭に来られません。それらを含まない文が最初の文の候補です。話題を提示するか、一般論・事実を述べている文を探しましょう。

2
最後の文を特定する(文末特定)

「つまり」「このように」「以上のように」「したがって」などのまとめ系接続詞を含む文は文末候補です。「〜が重要だ」「〜が求められる」などの締めくくり表現や、「今後〜」「これからは〜」という未来を示す表現も文末の手がかりになります。

3
接続詞・指示語で中間のつながりを追う

最初と最後が決まったら、残りの文を接続詞と指示語で並べます。逆接(しかし)なら前の文と反対の内容、順接(そのため)なら前の文の結果が来ます。指示語(これ・その)が何を指しているかを確認して、直前の文を特定しましょう。

4
全体を通して読んで違和感チェック

並べ終わったら、最初から最後まで一気に読み通します。意味が自然に流れるか確認し、違和感があれば接続詞・指示語をもう一度チェック。全体の論理構造(問題提起 → 具体例 → 結論)が成立しているかを見ましょう。

「最初」と「最後」を先に決めるのが最大のコツ

4〜5文の並べ替えで全パターンを試すと24通り以上。でも最初と最後を決めれば、残りは2〜3文の並べ替えだけ。選択肢が一気に絞れるので、時間も大幅に短縮できます。

4ステップのコツまとめ

Step 1のコツ

全文をさっとスキャンして、接続詞・指示語が「ない」文だけに丸をつける。丸がついた文が文頭候補。

Step 2のコツ

「つまり」「このように」を見つけたら即・文末確定。まとめ系の語は文末以外にほぼ来ない。

Step 3のコツ

「たとえば」の前には必ず抽象的な主張がある。「さらに」の前には同じテーマの情報がある。この法則で一気に並べられる。

4ステップ解法の実演

以下のア〜エを正しい順番に並べ替えなさい。

ア. そのため、適度な運動が推奨されている。
イ. 運動不足は生活習慣病のリスクを高める。
ウ. しかし、忙しい現代人にとって運動の時間を確保するのは難しい。
エ. 1日30分のウォーキングでも効果があるとされている。

正解:イ → ア → ウ → エ

Step 1: ア「そのため」、ウ「しかし」は接続詞あり → 文頭に来ない。イとエが候補。イは問題提起、エは具体策 → イが文頭。
Step 2: エ「30分でも効果がある」は解決策・まとめ → 文末候補。
Step 3: ア「そのため」はイの結果。ウ「しかし」はアの運動推奨に対する反論。
Step 4: イ(問題)→ ア(だから運動を)→ ウ(でも時間がない)→ エ(30分でOK)。論理が自然に流れています。

3. 接続詞パターン一覧(8分類)

接続詞は文章の整序問題を解くための最強の武器です。接続詞を見た瞬間に「前の文とどんな関係か」がわかれば、並べ替えは一気に楽になります。以下の8分類を頭に入れておきましょう。

種類代表的な接続詞前後の関係解法のヒント
逆接 しかし / だが / ところが / しかしながら 前の内容と反対・矛盾 この語がある文の前に「主張・事実」が必要
順接 したがって / だから / よって / そのため 前の原因 → 後の結果・結論 因果関係を追う。文末付近に来やすい
添加 また / さらに / そして / しかも 前に追加・並列する内容 同じテーマの情報が続く
転換 ところで / さて / では / 一方 話題を切り替える 新しい話題の導入部分
言い換え つまり / すなわち / 要するに 前の内容をわかりやすく言い直す まとめ・結論に近い位置に来る
例示 たとえば / 具体的には 前の内容の具体例を示す 必ず前に抽象的な主張がある
補足・条件 ただし / もっとも / なお 前の主張に条件・例外を付け加える 前の文を受けて補足説明
対比・選択 または / あるいは / 一方で 前の内容と並列・対比する内容 2つの異なる事柄を並べて比較
特に重要な3つの接続詞

整序問題で最もよく出るのは「しかし」(逆接)・「そのため」(順接)・「つまり」(言い換え)の3つです。この3つの役割を完璧に覚えるだけで、整序問題の8割は攻略できます。

接続詞の「即判断ルール」

接続詞がある文は文頭に来ない

接続詞は「前の文を受ける」役割なので、先頭に置くことはできません。文頭候補から即・除外しましょう。

「つまり」「このように」がある文は文末候補

まとめ・言い換えの接続詞は文章の結論に使われます。見つけたら文末かその1つ前に配置しましょう。

「しかし」の前後は内容が反転する

「しかし」の前に事実やメリットがあれば、後にはデメリットや反論が来ます。この法則でペアの文を見つけましょう。

「たとえば」の直前は抽象的な主張

例示の接続詞があったら、その前の文を探して「主張 → 具体例」のセットを作りましょう。

4. 指示語を武器にする

接続詞と並んで強力な手がかりになるのが指示語(こそあど言葉)です。指示語は必ず「何かを指している」ので、その対象が先に述べられている必要があります。つまり、指示語がある文は文頭には来ないという鉄則が成り立ちます。

こそあど体系と解法のヒント

系統代表的な指示語指す対象配置のヒント
「こ」系 これ / この / こう / こうした 直前に述べたこと 指す対象の直後に来ることが多い
「そ」系 それ / その / そう / そのような 少し前に述べたこと 1〜2文前に指す対象がある
「あ」系 あれ / あの / ああ 文脈の前半で出たこと 文章の後半で前半の内容を振り返る
まとめ系 このように / こうした事実 / これらの ここまでの議論全体 文末付近に来る(まとめ表現)
最重要ルール:指示語がある文は文頭に来ない

指示語は必ず「すでに述べたもの」を指します。まだ何も述べていない文頭に指示語が来ることはあり得ません。指示語を含む文を見つけたら、文頭候補から即除外してください。これだけで選択肢が大幅に絞れます。

指示語を使った解法テクニック

「この変化」→ 何が変化した?

「この+名詞」を見つけたら、その名詞に当てはまる内容を述べている文を直前に置く。例:「この変化」の前には変化の内容が書かれた文が来る。

「そのため」→ 二重手がかり

「そのため」は指示語(その)+ 接続詞(ため)の二重構造。前の文が原因、後の文が結果。手がかりが2つあるので、配置が確定しやすい。

「これらの」→ 複数の事柄

「これら」は複数のものを指す。直前に2つ以上の事柄が列挙されている文がくる。まとめ・結論の直前に位置することが多い。

5. よくある引っかけパターン5選

整序問題でミスをする人のほとんどは、同じパターンの引っかけに繰り返しハマっています。以下の5つを知っておくだけで、本番での失点を大幅に減らせますよ。

パターン1:「意味のつながり」だけで判断してしまう

「どの文もつながりそう」と感じて、接続詞・指示語の分析をサボると、複数の順序が正解に見えてしまいます。対策:必ず接続詞・指示語を先にチェックして、機械的に判断すること。「なんとなく」は禁物です。

パターン2:「しかし」を文頭に置いてしまう

逆接の接続詞が含まれる文は文頭に置けません。前に受ける文が必要です。「しかし」だけでなく「だが」「ところが」「けれども」も同じルールです。対策:接続詞がある文は文頭候補から即除外する。

パターン3:「つまり」を文章の途中に置いてしまう

まとめ系接続詞(つまり・このように・以上のように)は、基本的に文末かその1つ前に来ます。文章の中盤に置くと論理構造が崩れてしまいます。対策:まとめ系の語を見たら「ここは終わりに近い」と意識する。

パターン4:指示語の対象を間違える

「それ」「この」が何を指しているか見誤り、順序をずらしてしまうケースです。特に「それ」が1文前ではなく2文前を指していた、というミスが多発します。対策:指示語を見つけたら「これは何を指す?」と自問し、直前の文で対象が述べられているか必ず確認する。

パターン5:長文をすべて丁寧に読んで時間切れ

SPIは全文読解が不要です。接続詞と指示語だけに集中すれば解けるのに、文章の内容を理解しようとして時間を使いすぎてしまう。対策:各文の冒頭にある接続詞・指示語をスキャンして、即判断する習慣をつけましょう。1問20秒が目標です。

6. 練習問題(5問・解答解説付き)

ここまでの知識を使って、実際に問題を解いてみましょう。各問題は4〜5文の並べ替えです。まずは自分で考えてから「正解を見る」をクリックしてくださいね。解説では「どの接続詞・指示語がヒントになったか」を具体的に説明しています。

問題1(テーマ:読書と情報処理)基礎

以下のア〜エの文を正しい順番に並べ替えたとき、2番目に来る文はどれか。

ア. それでも、紙の本にしかない「集中して読む」という体験は、今も多くの人に支持されている。
イ. 近年、電子書籍の普及により、読書のスタイルが大きく変化している。
ウ. 電子書籍は場所を選ばず、何千冊もの本を持ち歩けるという利便性がある。
エ. つまり、紙と電子の両方をうまく使い分けることが、現代の読書のベストアンサーといえる。

正解順序:イ → ウ → ア → エ (2番目はウ)

Step 1(文頭):ア「それでも」= 逆接、エ「つまり」= 言い換え → 文頭に来ない。イとウが候補。イ「近年〜変化している」は話題提示 → 文頭確定
Step 2(文末):エ「つまり」= まとめ → 文末確定
Step 3(中間):ウ「電子書籍は〜利便性がある」はイの変化を具体化。ア「それでも」はウの利便性に対する逆接。
キーポイント:「それでも」という逆接が中盤にある。「つまり」がまとめ = 文末。

問題2(テーマ:在宅勤務と生産性)基礎

以下のア〜エの文を正しい順番に並べ替えたとき、3番目に来る文はどれか。

ア. たとえば、作業部屋を確保したり、始業・終業の時刻を固定したりする工夫が効果的だ。
イ. そのため、自宅でも仕事に集中できる環境を意識的に作る必要がある。
ウ. 在宅勤務は通勤時間をなくせる一方、公私の切り替えが難しいという課題がある。
エ. これらの取り組みによって、在宅でも高い生産性を維持できるようになる。

正解順序:ウ → イ → ア → エ (3番目はア)

Step 1(文頭):ア「たとえば」= 例示、イ「そのため」= 順接、エ「これらの」= 指示語 → 文頭に来ない。ウが文頭確定
Step 2(文末):エ「これらの取り組みによって」= 指示語でまとめ → 文末確定
Step 3(中間):イ「そのため」= ウの課題を受けた結論。ア「たとえば」= イの「環境を作る」の具体例。
キーポイント:「たとえば」は具体例なので「主張 → 例示」の流れ。「これらの」という指示語でアの取り組みを指している。

問題3(テーマ:環境問題とリサイクル)標準

以下のア〜オの文を正しい順番に並べ替えたとき、4番目に来る文はどれか。

ア. しかし、リサイクルには処理コストがかかり、すべてのごみを再利用できるわけではない。
イ. この問題を解決するには、まずごみの発生量自体を減らす「リデュース」が重要だ。
ウ. ごみ問題は、現代社会が直面する深刻な環境課題の一つである。
エ. そのため、リサイクルだけに頼らない、多角的なアプローチが求められている。
オ. ごみを資源として再利用するリサイクルは、その解決策として広く知られている。

正解順序:ウ → オ → ア → イ → エ (4番目はイ)

Step 1(文頭):ア「しかし」= 逆接、イ「この問題」= 指示語、エ「そのため」= 順接、オ「その解決策」= 指示語 → 文頭に来ない。ウが文頭確定
Step 2(文末):エ「そのため」= 順接でまとめ。「多角的なアプローチが求められている」は締めくくり → 文末確定
Step 3(中間):オ「その解決策」の「その」= ウの「ごみ問題」を指す → ウの直後。ア「しかし」= オ(リサイクルの利点)に対する限界 → オの直後。イ「この問題」= アで述べたコスト・限界を指す → アの直後。
キーポイント:5文は「問題提起 → 解決策紹介 → 解決策の限界 → 新たな解決策 → 結論」という論理構造。指示語の連鎖で順序が決まる。

問題4(テーマ:AIと仕事の変化)標準

以下のア〜エの文を正しい順番に並べ替えたとき、最初に来る文はどれか。

ア. そのため、人間にしかできない「創造性」や「共感力」を高めることが急務となっている。
イ. AIの発達により、これまで人間が行っていた定型業務の多くが自動化されつつある。
ウ. とはいえ、AIに感情や倫理的判断を期待するのは現時点では難しい。
エ. この変化は、働く人々のスキルセットの見直しを迫るものでもある。

正解順序:イ → エ → ウ → ア (最初はイ)

Step 1(文頭):ア「そのため」= 順接、ウ「とはいえ」= 逆接、エ「この変化」= 指示語 → 文頭に来ない。イが文頭確定
Step 2(文末):ア「そのため」+「急務となっている」= 結論 → 文末確定
Step 3(中間):エ「この変化」= イの「AIによる自動化」を指す → イの直後。ウ「とはいえ」= エ(スキル見直し)に対する留保 → エの直後。
キーポイント:「この変化」という指示語がイの直後に来ることを見抜くのがポイント。指示語が具体的に何を指しているかを考える習慣をつけよう。

問題5(テーマ:睡眠と健康)標準

以下のア〜エの文を正しい順番に並べ替えたとき、2番目に来る文はどれか。

ア. さらに、睡眠不足は免疫機能を低下させ、感染症にかかりやすくなるリスクも伴う。
イ. 睡眠は単なる「休息」ではなく、脳と体の修復・回復に欠かせない時間だ。
ウ. こうした事実を踏まえると、睡眠の質と量を確保することが、健康維持の基本といえる。
エ. 睡眠が不足すると、集中力の低下や判断力の衰えが起こることがわかっている。

正解順序:イ → エ → ア → ウ (2番目はエ)

Step 1(文頭):ア「さらに」= 添加、ウ「こうした事実」= 指示語 → 文頭に来ない。イとエが候補。イ「睡眠は〜欠かせない時間だ」は定義・総論 → 文頭確定
Step 2(文末):ウ「こうした事実を踏まえると」= まとめ → 文末確定
Step 3(中間):エ「睡眠が不足すると」= イの重要性を受けて影響を述べる。ア「さらに」= エの影響に追加で免疫機能の低下を述べる。
キーポイント:「さらに」は追加情報なので、前に同テーマの情報がある。「こうした事実」はエとアの具体的影響を指すまとめ表現で文末に配置。

5問中3問以上正解できましたか?

3問以上正解できたら、基本はしっかり身についています。もし間違えた問題があっても大丈夫。解説を読んで「どの接続詞・指示語がヒントだったか」を確認しましょう。パターンを覚えれば、次は確実に解けるようになりますよ。