「マネーフォワードに転職したいけど、難易度Aって本当に厳しいの?」「年収723万円って、自分でも狙えるのかな」
そう思いながら、気になって調べてきたんじゃないでしょうか。
マネーフォワードとは、個人向け家計管理アプリ「マネーフォワード ME」と法人向けバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」を展開するフィンテック企業です。2013年設立、2017年東証マザーズ上場(現東証プライム)。平均年収723万円(2025年11月期有価証券報告書)、中途採用比率76.6%(2024年度ESGデータ)で、IT業界平均の466万円(doda調べ)を大きく上回ります。ミッションは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」。
確かに人気企業なので競争率は高い。でも「中途採用比率76.6%」という数字が示すように、実は積極的に中途採用を行っている会社です。あなたが今持っているスキルを正しく伝えられれば、チャンスは十分あります。
転職難易度の実態と自分のスキルで入れるかの判断基準、選考フローと職種別の採用ハードル、面接でよく聞かれる質問とカルチャーフィットの言語化方法、年収723万円の内訳とグレード別実態、RSU(株式報酬)制度の全貌、転職後に後悔しないための正直な判断材料、これらを全部まとめています。
マネーフォワードとはどんな会社か
事業内容と市場での立ち位置
マネーフォワードは「フィンテック×SaaS」という2つの軸で成長してきた企業です。個人向けの「マネーフォワード ME」は家計管理アプリとして国内トップシェアを持ち、法人向けの「マネーフォワード クラウド」は会計・請求書・人事など、バックオフィス業務を一気通貫でカバーするSaaSプラットフォームとして急成長しています。
請求書の電子化義務化や電子帳簿保存法への対応需要を追い風に、法人向けSaaS事業は右肩上がりで拡大中です。IT業界の中でも「攻めている会社」として転職市場での人気が高く、毎年多くの転職希望者が集まります。
主要データ(2025年最新)
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 723万円 | 有価証券報告書(2025年11月期) |
| 平均年齢 | 34.3歳 | 有価証券報告書(2025年11月期) |
| 中途採用比率 | 76.6% | ESGデータ(2024年度) |
| 離職率 | 13.6% | 公式HP(2024年度) |
| 男性育児休暇取得率 | 73.9% | ESGデータ(2024年度) |
| 有給休暇取得日数 | 13.6日 | ESGデータ(2024年度) |
平均年収の推移(4年間)
年収が毎年着実に上がっているのも特徴です。
- 2022年: 647万円
- 2023年: 665万円
- 2024年: 711万円
- 2025年: 723万円
4年間で約12%アップしており、会社の成長が社員の給与に直接反映されています(各年度有価証券報告書より)。
マネーフォワードの転職難易度はどのくらいですか?
難易度Aだが、積極採用中
マネーフォワードの転職難易度は、SaaS業界の中で「難易度A」と評価されています。人気企業として競争率は高めですが、中途採用比率76.6%という数字を見ると、実は積極的に中途採用を行っている事実が分かります。「難易度A=入れない」ではなく「難易度A=きちんと準備した人が受かる」という理解が正確です。
難易度が高いと言われる主な理由は3つあります。
- 競争率の高さ — フィンテック領域のリーディングカンパニーとして転職希望者が集中し、書類選考での倍率が高い
- 即戦力採用が基本 — セールス職はtoBのSaaS経験2年以上が一般的な目安。未経験でのチャレンジポジションは非常に限定的
- カルチャーフィット重視 — 「なぜマネーフォワードでなければいけないか」の言語化が選考の最重要ポイント
中途採用比率76.6%が示す通り、マネーフォワードは中途入社者を歓迎する文化を持っています
準備の質で差がつく選考なので、正しい対策をすれば勝算は十分あります。
SaaS企業との難易度比較
| 企業 | 難易度 | 中途採用比率 | 平均年収 |
|---|---|---|---|
| マネーフォワード | A | 76.6% | 723万円 |
| Sansan | A | 公開なし | 777万円 |
| freee | A〜B | 公開なし | 705万円 |
| SmartHR | A | 公開なし | 非公開 |
| 楽天 | B | 公開なし | 821万円 |
職種別の採用ハードル
職種によって求められる経験が大きく違います。
ビジネス職(セールス・CS)
SaaSプロダクトの営業経験2年以上が目安。特にtoB営業で定量実績(達成率・受注件数・LTV改善)を出している人が強い。「マネーフォワード クラウド」のプロダクトを理解して「どの課題を誰に売るか」を語れることが最低限必要です。
エンジニア職
バックエンド・フロントエンドともにGitHub上でのアウトプットが問われやすい。技術的な即戦力性とともに、チームへの貢献意識(Pull Requestのレビュー文化など)が評価ポイントです。
コーポレート職(経理・HR・法務)
上場企業での実務経験が優遇される傾向にあります。特に経理は連結決算・SEC開示経験者が重視されています。人事は採用経験・組織開発経験が有利です。
SaaS未経験・第二新卒の可能性は?
完全未経験でのビジネス職採用は非常に限定的です。ただし、書類通過の可能性を上げるためにできることはあります。ITパスポートや簿記の取得、前職でのSaaSツール管理者経験、あるいは「社内DX推進に関わった」というエピソードを職務経歴書に書くと、スクリーニングを通過しやすくなります。第二新卒歓迎のポジションも一部あるため、公式採用ページで「第二新卒」フィルターをかけて確認してみてください。
マネーフォワードの選考フロー完全版
書類選考から内定まで
マネーフォワードの一般的な選考フローは次の通りです。
書類選考 → カジュアル面談(任意) → 一次面接 → 二次面接 → 最終面接 → 内定
カジュアル面談は任意ですが、積極的に活用するのをおすすめします。選考に入る前に会社・職種・チームの雰囲気を知ることができ、「なぜマネーフォワードか」を語るための材料が増えます。
書類選考で通過するための職務経歴書
書類選考で見られているのは「定量実績があるか」と「マネーフォワードの課題を解決できるスキルがあるか」の2点です。
ビジネス職(セールス)の定量実績記載例:
職務経歴書の書き方例(SaaS営業)
- 担当エリア: 関東圏の中小製造業100社を担当
- 実績: 目標達成率 118%(2024年度)、新規受注件数 月平均8件(前年比+40%)、LTV改善施策でチャーンレート 3.2%→1.8%に改善
- 商材: 在庫管理SaaS(月額5万〜50万円)のtoBセールス
「何をしていたか」ではなく「どれだけ成果を出したか」の数字が読み手に刺さります。数字が出せない場合は「チームへの貢献・プロセス改善」を具体的なエピソードで補いましょう。
面接のラウンドごとの特徴
一次面接は現場メンバーまたはリーダーが担当し、スキルと実績の確認が中心です。二次面接は部門責任者クラスが担当し、カルチャーフィットの深掘りが始まります。最終面接は役員クラスで、ビジョンの共有と意思の確認が中心です。
選考全体を通じて「なぜマネーフォワードか」の一貫した回答が求められます。「成長企業だから」「フィンテックに興味があるから」という一般論は弱い。「マネーフォワード クラウドで解決できる◯◯の課題に、自分の◯◯の経験を活かしたい」という具体性が求められます。
マネーフォワードの面接ではどんな質問をされますか?
よく聞かれる質問と回答の方向性
マネーフォワードの面接では、一般的な転職面接の質問に加えて、カルチャーフィットを深掘りする質問が多く出ます。ワンキャリア転職の選考体験談でも確認できる頻出質問は次の通りです。
| 質問 | 意図・回答のポイント |
|---|---|
| なぜマネーフォワードでなければいけないのか | 「マネーフォワード クラウドが解決する課題」×「自分の経験」で具体的に語る |
| 周りの人からどんな人と言われますか? | Fairnessや協調性に関連するエピソードを1つ準備。「信頼できる」「誠実」などのキーワードを意識 |
| 自慢できる仕事を教えてください | 定量実績+なぜそれが誇れるかのストーリーをSTAR法で話す |
| USER FOCUSとはどういう意味か、自分の経験で話してほしい | ユーザーの声を起点に行動した具体的なエピソードを準備 |
| 失敗した経験と、そこから何を学んだか | 失敗→原因分析→改善行動のSTAR法で話す |
| 5年後のキャリアビジョンは何か | マネーフォワードでのキャリアと連動させて語る |
| 前職での定量的な実績を教えてほしい | 数字・背景・プロセスをセットで話す |
カルチャーフィットを言語化する3ステップ
「カルチャーフィットを重視」と言われても、何をどう準備すれば良いか分からない人が多いです。マネーフォワードには3つのバリューがあります。この3つに対して自分のエピソードを1つずつ準備すれば、カルチャーフィット面接は乗り越えられます。
USER FOCUS(ユーザー中心の思考)
前職でユーザーやクライアントの声を起点に行動した経験。「顧客へのヒアリングで見えてきた課題を社内に共有し、プロダクト改善につなげた」という話が強いです。
Technology Driven(テクノロジーで価値を生む)
テクノロジーを活用して業務効率化や課題解決を行った経験。エンジニアでなくても「データを分析して意思決定を変えた」「SaaSツールを導入してチームの生産性を上げた」という話が使えます。
Fairness(公正さ・透明性)
チームやステークホルダーに対して正直かつ公正に行動した経験。「KPIが未達だったとき、原因を隠さず上司に報告し、改善策を提案した」という話が評価されやすいです。
面接はテストじゃありません。マネーフォワードとあなたのマッチングを確認する場です。自分のエピソードを丁寧に話すことが大切です。
「なぜマネーフォワードか」を3ステップで組み立てる
- 課題の特定: マネーフォワードが解決しようとしている社会課題(バックオフィスのDX・お金の透明化)を言語化する
- 自分との接点: 「自分がその課題に向き合うべき理由」を前職の経験から引き出す
- なぜここか: freeeやSansanではなくマネーフォワードでなければいけない理由(プロダクト・市場規模・チームの雰囲気など)を添える
この3点を繋げると「なぜマネーフォワードか」の答えが自然に出来上がります。面接前日に一度声に出して練習してみてください。
マネーフォワードの年収は723万円?評価制度とRSUの実態
年俸制と手取りのリアル
マネーフォワードは年俸制(賞与なし)を採用しており、年俸を12分割して毎月支払われます。ボーナスがないことを「デメリット」と感じる人もいますが、年俸にすべてが含まれているので年間の収入が予測しやすいメリットがあります。
手取り額の目安(年俸723万円・独身・東京都在住の場合):
- 月額年俸: 約60.3万円
- 社会保険料・所得税等を引いた月の手取り目安: 約41〜44万円
ハイパフォーマンス賞与(S評価の場合のみ)が年に1回支給される制度もあります。年俸外の賞与であり、S評価を獲得した社員には別途支給されます。
グレード別の年収イメージ
マネーフォワードはグレード(職位)に応じた給与レンジを公開しており、透明性が高い点が特徴です。
| グレード | 職位イメージ | 年収目安 |
|---|---|---|
| G1〜G3 | 一般メンバー | 400〜650万円 |
| G4〜G5 | シニア/リード | 650〜900万円 |
| G6〜G7 | マネージャー | 900〜1,200万円 |
| G8以上 | シニアマネージャー以上 | 1,200万円〜 |
中途入社の場合、前職の給与・スキル・経験をベースにグレードが決まります。入社直後から「平均723万円」をもらえるわけではなく、スキルと実績に応じてグレードが設定されます。年2回の評価で昇給機会があり、実績次第でグレードアップも狙えます。
RSU(譲渡制限付き株式)制度の実態
競合記事にほとんど書かれていないのがRSU(Restricted Stock Units / 譲渡制限付き株式)の話です。マネーフォワードでは、一定グレード以上の社員や評価優秀者に対して、年俸外の報酬としてRSUが付与される制度があります。
RSUの仕組みは、会社の株式を一定期間(ベスティング期間)にわたって段階的に受け取れる報酬です。在籍し続けることでその価値が確定します。付与対象のグレードや評価条件は公式採用ページや選考中のオファー面談で確認できます。
RSUで知っておくべき3点
- RSUは全社員に付与されるわけではなく、グレードや評価結果が条件になる
- ベスティング期間中に退職するとRSUは未確定分が失効するため、転職タイミングに注意
- 株価が上昇している時期に付与されると実質年収に大きく上乗せされる
職種別の年収レンジも参考になります。セールス職: 500〜800万円、プロダクトマネージャー: 800〜1,200万円、エンジニア: 700〜1,000万円が目安として挙げられています(求人情報・口コミサイト等複数ソースの傾向値)。
入社後の年収アップの道筋
転職してすぐに年収が大幅アップするケースもありますが、着実にキャリアを積みながら上げていくのが一般的です。あなたのこれまでの経験が、どのグレードに対応するかを、選考中のカジュアル面談や一次面接で確認しておくと、入社後のギャップを防げます。
メルカリ(平均1,176万円)や楽天(平均821万円)と比較すると、マネーフォワードの723万円は「高年収SaaS企業の中では標準的な水準」です。さらなる高年収を目指すなら、マネーフォワードで実績を積んでからステップアップというルートも現実的です。
あなたはマネーフォワードに向いている?正直な判断基準
向いている人の特徴
マネーフォワードで活躍しやすい人の特徴は次の通りです。
- SaaSプロダクトの課題解決に本気でコミットできる
- 「お金」「バックオフィスDX」という領域に共感できる
- 変化を楽しみ、成長中の組織で自律的に動ける
- 定量的な思考(数字で語る)が得意
- toB領域での実績を持ち、即戦力として動ける自信がある
向いていない可能性がある人の具体パターン
どの記事にも書いていないことですが、正直に伝えます。次の特徴に当てはまる場合は入社後のミスマッチが起きやすいです。
- 「大企業のブランド・安定」を主目的に転職しようとしている(マネーフォワードはまだ成長途中の会社で、安定よりも変化の速さが際立つ)
- 年俸制・賞与なしの制度が自分の生活設計に合わない(ボーナス払いのローン等との相性が悪い)
- 組織が急拡大することで起きる「部門間の連携の難しさ」に対してストレス耐性が低い
- 「スタートアップらしさ」を期待しているが、実際は既に1,000人以上の組織であり、ある程度の縦割り感はある
- SaaS営業として「働き方を改善したい」という動機が強い(移動・出張が多いポジションもあり、想定と異なるケースがある)
離職率13.6%(2024年度)は業界内でも高い水準
転職会議やOpenWorkの口コミでも「意思決定のスピードが落ちた」「大企業化に伴う縦割り感」という声がみられます。入社前にカジュアル面談で実際のチームの雰囲気を確認することを強くおすすめします。
転職後に後悔しないための5つの確認ポイント
カジュアル面談や一次面接で、次の5点を確認しておきましょう。
- 自分の担当チームの規模と、直属マネージャーのマネジメントスタイル
- 現在のKPIとその達成率(チームがどんなプレッシャーで動いているか)
- リモートワークとオフィス出社の実際の比率(部署によって大きく違う)
- グレードアップの評価サイクルと具体的な基準
- 入社後3〜6か月で期待されるアウトプットの内容
これだけ確認しておけば、入社後の「思っていたのと違う」はかなり防げます。
マネーフォワード転職に使えるエージェントの選び方
マネーフォワードへの転職は、転職エージェントを経由するルートと、直接応募ルートの両方が存在します。SaaS特化の転職エージェントへの相談方法も参考になります。
エージェント経由のメリットは、非公開求人へのアクセス、書類添削・面接対策のサポート、給与交渉の代行です。直接応募はカジュアル面談から気軽に入れる点と、転職意欲が高いとアピールできる点が強みです。両方並行して動くのが最も効率的です。エージェントに書類を磨いてもらいながら、直接応募ルートでカジュアル面談を先行させる戦略が有効です。
マネーフォワード転職におすすめのエージェント
SaaS・IT業界への転職実績があるエージェントを活用すると、書類通過率が大きく変わります。
求人数業界最大級。非公開求人20万件以上。SaaS企業への転職支援実績も豊富。
- ✅ 求人数トップクラス(公開+非公開合計)
- ✅ 専任のキャリアアドバイザーが担当
- ✅ 書類・面接対策が充実
ハイクラス・外資系に強い。SaaS企業のビジネス職・エンジニア職の転職支援に実績あり。
- ✅ 年収600万円以上の求人が多数
- ✅ コンサルタントが企業内部事情に詳しい
- ✅ 給与交渉のサポートが手厚い
転職サイト最大規模。スカウト機能でマネーフォワードから直接アプローチが来ることも。
- ✅ 求人掲載数業界最多クラス
- ✅ スカウトメールで企業から直接連絡
- ✅ 無料で職務経歴書が作成できる
まとめ|マネーフォワード転職で今日からできる3つのアクション
マネーフォワードは確かに競争率の高い企業ですが、中途採用比率76.6%・積極採用継続中という事実は変わりません。準備の質が結果を大きく左右する選考です。
マネーフォワードは確かに競争率の高い企業ですが、中途採用比率76.6%・積極採用継続中という事実は変わりません。準備の質が結果を大きく左右する選考です。
- 平均年収723万円(2025年11月期有価証券報告書)・中途採用比率76.6%(ESGデータ)
- 転職難易度A=きちんと準備した人が受かる(積極採用中)
- カルチャーフィットは3バリュー(USER FOCUS / Technology Driven / Fairness)へのエピソード準備で対策
- 書類は定量実績を数字で書く(達成率・件数・改善率)
- 「なぜマネーフォワードか」は「課題×自分の経験×ここでなければいけない理由」の3点セット
- RSUは上位グレード・評価優秀者に付与される年俸外報酬
- 離職率13.6%・口コミ確認をして入社後のミスマッチを防ぐ
今日からできる3つのアクションを紹介します。
アクション1: マネーフォワードの採用ページ確認
公式採用ページで、自分のスキルに合ったポジションを3つピックアップする。
アクション2: 職務経歴書の定量実績を書き直す
現在の職務経歴書の実績を「目標達成率◯%」「受注件数◯件」という数字に書き換える。
アクション3: カジュアル面談に申し込む
WantedlyまたはLinkedInからカジュアル面談に申し込む。選考開始前のインプットが選考全体の質を上げます。
あなたのこれまでの経験には、マネーフォワードで活かせる場面が必ずあります。まず動いてみることが大事です。